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G1 No.40

エレガントチャームの25

AI Evaluation

5軸 加重評価サマリー

3.60/5.00
★★★★☆
母系・近親・父産駒・配合・価格妥当性の5軸を加重平均で算出した総合評価です。母系と近親を計50%、父産駒適性20%、配合と価格を計30%の重みづけで集計しています。
母系
3.0★★★☆☆
近親
4.0★★★★☆
父産駒
4.0★★★★☆
配合
4.0★★★★☆
価格
3.0★★★☆☆
Profile
母父
ルーラーシップ
牧場
追分ファーム
性別
誕生日
3/28
毛色
鹿
地区
関西
Price
総額
3,600万円
一口 (全40口)
90万円

本ページの評価は独自のアルゴリズムに基づく分析です。競走成績を保証するものではありません。出資判断は必ず免責事項をご確認の上、自己責任で行ってください。

AI評価レポート

エレガントチャームの25 AI評価レポート

母エレガントチャームの競走実績と特徴

母エレガントチャーム(Elegant Charm)は2017年2月18日生まれの鹿毛の牝馬で、父ルーラーシップ・母オリエントチャーム・母父サンデーサイレンスというキングカメハメハ系×サンデーサイレンス系×ヌレイエフ系の組み合わせに属します。生産は追分ファーム、現役時の馬主は本馬と同じ株式会社G1レーシング、管理は美浦の菊沢隆徳厩舎が務めました。馬名は「優雅な魅力」を意味し、母オリエントチャーム系の馬名通称「チャーム」を継承する形で命名された一頭です。

通算競走成績はJRA中央18戦2勝、着順分布は1着2回・2着2回・3着1回・着外13回で、獲得賞金は約2,587万円に達しました。デビューは3歳期の2020年初頭で、3歳〜6歳期にかけて中央芝・ダートの両馬場を経験した中央芝中距離〜ダート中距離戦線の経験馬として整理されます。

3歳初頭の2020年1月26日、中山競馬場の3歳未勝利戦(芝1,600m)を勝ち上がり、初勝利を確保しました。芝マイル戦線でのデビュー勝ち上がりは、父ルーラーシップ系のキングカメハメハ→キングマンボ系の中距離スピード要素と、母オリエントチャーム→サンデーサイレンス系の瞬発力要素が交差した戦績データとして整理されます。

その後は1勝クラスに駒を進めて長期的に走り、4歳・5歳・6歳期にわたり関東古馬牝馬路線+中央芝中距離路線+中央ダート中距離路線に在籍しました。芝の中距離戦と並行してダート戦線にも適性を広げ、6歳初頭の2023年1月9日、中京競馬場のダート1,800m1勝クラスを制して中央2勝目を確保しています。2勝目をダート1,800mで挙げた経緯は、父ルーラーシップのパワー要素+母父サンデーサイレンス経由のダート適性が顕在化した産駒の戦績データとして整理される位置にあります。

中央通算では2勝2着2回3着1回の戦績層に加え、函館・東京・中山・中京・札幌・福島など全国各地の中央場所で出走経験を積み、関東芝中距離戦線+全国ダート中距離戦線の長期実証データを残しました。1走あたり平均獲得賞金は約144万円、SSI指標は1.11という整理が公表データで確認されます。

引退後は中央抹消手続きを経て追分ファームの繁殖牝馬陣に加わり、2023年春シーズンから繁殖入りを果たしました。中央2勝+ダート1勝クラス勝ち+芝1勝クラス入着多数+全国場所での長期出走実証データを備えた追分ファーム繁殖牝馬陣の中位帯の繁殖牝馬として位置付けられた一頭となります。母自身は中央未勝利戦+1勝クラス勝ちまでの戦績層で、中央リステッド・重賞勝ち圏内には到達していない構造ですが、半兄ペルシアンナイト(2017年マイルチャンピオンシップG1勝ち馬)+大叔父ゴールドアリュール(G1級4勝の名種牡馬)を擁する母系の格が、母自身の戦績層を補う形で母系評価の中核を成しています。

母父ルーラーシップと母系背景

本馬の母父にあたるルーラーシップは2007年4月19日生まれの鹿毛で、父キングカメハメハ・母エアグルーヴ・母父トニービンというキングマンボ系×グレイソヴリン系の良血に属します。母エアグルーヴは1996年オークスGⅠ・1997年天皇賞秋GⅠ勝ちのJRA賞年度代表馬で、エアグルーヴ系日本主流牝系の源流に位置する歴史的名牝です。

ルーラーシップの現役戦績はJRA中央20戦7勝+海外3戦1勝の通算23戦8勝で、獲得賞金は約7億7,200万円に達しました。主要勝鞍は2012年クイーンエリザベス2世カップGⅠ(香港シャティン・芝2,000m)+2010年アメリカジョッキークラブカップGⅡ+2011年金鯱賞GⅡ+2011年日経新春杯GⅡ+鳴尾記念GⅢ+プリンシパルステークスLという中央G2・3勝+海外G1勝ち1勝の戦績で、4歳・5歳春の宝塚記念GⅠ2着・5着の戦績層を加えた古馬中長距離戦線で結果を残した遅咲き完成型の中距離派です。

種牡馬としては2013年から社台スタリオンステーションで供用開始し、初年度に208頭の繁殖牝馬を集めた人気種牡馬として知られます。2016年JRAファーストシーズンサイヤーチャンピオン獲得+2017年初年度産駒のキセキが菊花賞GⅠを制し、産駒として初の重賞勝ち+初のG1勝ちを達成した実績を残しました。

ルーラーシップの主要G1勝ち産駒には2017年菊花賞GⅠ勝ちキセキ+2019年豪コーフィールドカップG1勝ちメールドグラース+2022年朝日杯フューチュリティステークスGⅠ勝ちドルチェモア+2024年マイルチャンピオンシップGⅠ+2025年ドバイターフG1勝ちソウルラッシュ+2025年天皇賞春GⅠ勝ちヘデントールの中央・海外G1勝ち馬5頭以上の産駒群が並びます。JRA重賞勝ちは38勝超に達し、芝中距離〜長距離戦線の主流種牡馬として地位を確立した晩年期の主力種牡馬の一頭です。

ルーラーシップ産駒の特徴はスタミナ豊富+晩成持続型+芝中長距離戦線が主戦場+牝馬は中距離前後の戦績層+芝2,200〜2,400m帯で連対率35%前後の戦績データの蓄積層が整理されています。本馬の母エレガントチャーム自身は中央2勝+芝マイル未勝利勝ち+ダート1,800m1勝クラス勝ちの戦績層でルーラーシップ産駒としては中位帯に整理されますが、本馬の母父として配合面では母父ルーラーシップ×父エピファネイアの実証ニックス(後述)の構造を形成する位置にあります。

母オリエントチャーム(2002年生・鹿毛・父サンデーサイレンス・母ニキーヤ)は、ノーザンファーム関連系列の追分ファーム繁殖陣に在籍した繁殖牝馬で、全兄に2002年ジャパンダートダービーGⅠ+ダービーグランプリ+東京大賞典+2003年フェブラリーステークスGⅠ勝ちのゴールドアリュール(JRA最優秀ダート馬・引退後は社台スタリオンステーション供用の主力ダート種牡馬)を持つ良血繁殖牝馬の構造に整理されます。母オリエントチャームの繁殖牝馬としての価値は、サンデーサイレンス×ヌレイエフ系の組み合わせから派生した名繁殖牝馬の系譜にあり、本馬の祖母にあたる位置付けで母系の中核を担う繁殖牝馬の一頭です。

祖母ニキーヤ(Nikiya・1993年4月4日生・栗毛・米国生・父Nureyev(USA)・母Reluctant Guest(USA))は仏国で競走馬として活躍した海外8戦3勝の戦績馬で、1997年に日本に輸入され追分ファームの繁殖牝馬陣に加わりました。ニキーヤの父Nureyev(USA)はNorthern Dancer×Special産の名種牡馬で、欧州〜北米で活躍した中距離派父系の主流種牡馬として整理される位置にあります。

近親活躍馬と母系の厚み

本馬の母系背景は、追分ファーム繁殖陣における上位帯に位置する厚みのある名牝系として整理されます。中央G1勝ち馬+G1級4勝の名種牡馬を近親に擁する母系の構造が、母エレガントチャーム自身の戦績層を上回る評価材料として機能する位置にあります。

母系の中核となるのは、母エレガントチャームの全兄にあたるペルシアンナイト(2014年3月11日生・牡・父ハービンジャー・母オリエントチャーム)の戦績データです。ペルシアンナイトはJRA中央34戦4勝+海外2戦0勝の通算36戦4勝+獲得約4億9,058万円+2017年マイルチャンピオンシップGⅠ(京都・芝1,600m・M.デムーロ騎手・3歳馬による17年ぶり制覇・エアスピネルをハナ差で差し切る)を制した中央G1勝ち馬で、2017年アーリントンカップGⅢ勝ち+2017年皐月賞GⅠ2着(クビ差・アルアインに屈する)+2018年大阪杯GⅠ2着+2019年大阪杯GⅠ2着+2018年マイルCS GⅠ2着+2019年マイルCS GⅠ3着+2017年東京優駿GⅠ7着+2017年神戸新聞杯GⅡ2着の戦績データの蓄積層を残した古馬中距離〜マイル戦線の実証派です。

ペルシアンナイトはマイルチャンピオンシップ制覇から5年連続でG1戦線に駒を進めた長期持続型の戦績層+G1複数年連対の戦績データを残した名マイラーで、本馬にとって半兄(母オリエントチャームを共有する半きょうだい関係・母エレガントチャームから見れば全兄)にあたる近親の頂点に位置します。母オリエントチャームの繁殖入り後の代表産駒として、母系の中央G1実証データの中核を成しています。

母系の大叔父にあたるゴールドアリュール(1999年3月3日生・牡・栗毛・父サンデーサイレンス・母ニキーヤ・通算16戦8勝+獲得約4億1,037万円)はJRA最優秀ダート馬+2002年ジャパンダートダービーGⅠ+ダービーグランプリGⅠ+東京大賞典GⅠ+2003年フェブラリーステークスGⅠのG1級4勝を制した日本ダート界の歴史的名馬で、引退後は社台スタリオンステーションで供用された主力ダート種牡馬として、産駒にエスポワールシチー(GI級9勝)+スマートファルコン(GI級6勝)+コパノリッキー(GI級11勝)+ゴールドドリーム(GI級5勝)+クリソベリル(GI級4勝)+ナランフレグ(2022年高松宮記念GⅠ・産駒初の芝G1)等のG1級多数勝ち産駒群を輩出した日本ダート種牡馬戦線の頂点級の戦績層を残した一頭です。

本馬から見たゴールドアリュールは2代母オリエントチャームの全兄にあたる位置付けで、母エレガントチャームの伯父+本馬の大伯父にあたります。中央G1級4勝+引退後の種牡馬戦績で2020年通算1000勝達成+ダート産駒G1勝ち馬多数輩出という戦績データの蓄積層は、ニキーヤ牝系の中央実証データの厚みを構成する根幹を成す位置にあります。

母系の傍系にはニキーヤの全妹ラバヤデール(La Bayadere)産駒のソロル(マーチステークス勝ち)が整理され、3代母Reluctant Guest経由のヌレイエフ系名牝家の系譜が母系の重層構造を成します。

本馬母エレガントチャームの繁殖入り後の産駒は、繁殖入り初年度の産駒として2024年2月7日生まれのエレガントチャームの24(牡・黒鹿毛・父ブリックスアンドモルタル・追分ファーム生産・G1レーシング2025年度募集馬として1口70万円・40口・約2,800万円で募集・菊沢隆徳厩舎入厩予定)が初仔となり、2025年3月28日生まれの本馬エレガントチャームの25(牝・鹿毛・父エピファネイア・G1レーシング2026年度募集第40番)が2番仔にあたる構造に整理されます。

母にとって本馬は2番仔・初の牝馬産駒・初のエピファネイア配合産駒の位置付けで、半兄エレガントチャームの24(ブリックスアンドモルタル配合・牡)に続く配合産駒の2世代目となります。母の繁殖入りから日が浅く、過去産駒1頭の中央デビュー実証データは現時点で詳細未公表のため、母エレガントチャーム個体としての繁殖実証データの蓄積はこれからの世代の課題となります。

牝系評価としては、追分ファーム生産+祖母ニキーヤ牝系の整理は仏3勝の海外実証馬+ゴールドアリュール(G1級4勝の名種牡馬)+ペルシアンナイト(2017年マイルCS G1勝ち)を擁する追分ファーム繁殖陣の上位帯に位置し、母エレガントチャーム自身は中央2勝+1勝クラス勝ちまでの戦績層ですが、半兄ペルシアンナイトの中央G1勝ち+G1複数年連対の戦績データ+大叔父ゴールドアリュールのG1級4勝+種牡馬としてG1勝ち馬群輩出の戦績データの蓄積層が母系評価の中核を成す構造に整理されます。

父馬エピファネイアについて

父エピファネイアは2010年2月11日生まれの鹿毛で、父シンボリクリスエス・母シーザリオ・母父スペシャルウィークというロベルト系×サンデーサイレンス系の組み合わせに属する超良血種牡馬です。母シーザリオは2005年オークスGⅠ+アメリカンオークスG1勝ちの日米G1勝ち牝馬で、エピファネイアの全弟にも2018年宝塚記念GⅠ+2020年大阪杯GⅠ勝ちのリオンディーズの半兄サートゥルナーリア+2014年朝日杯フューチュリティステークスGⅠ勝ちが擁される名牝シーザリオ牝系の代表産駒に整理されます。

現役通算成績はJRA中央12戦5勝+海外2戦1勝の通算14戦6勝で、獲得賞金は約8億2,400万円に達しました。主要勝鞍は2013年菊花賞GⅠ(京都・芝3,000m・福永祐一騎手騎乗・5馬身差の圧勝)+2014年ジャパンカップGⅠ(東京・芝2,400m・スミヨン騎手・ジェンティルドンナ・ジャスタウェイ等の古馬G1勝ち馬群を相手に4馬身差圧勝)+2012年ラジオNIKKEI杯2歳ステークスGⅢ+2013年青葉賞GⅡの戦績で、2013年皐月賞GⅠ2着+2013年東京優駿GⅠ2着(キズナに半馬身差)というクラシック2冠2着+古馬G1ジャパンカップ4馬身差圧勝という3歳・4歳期の戦績層が整理される中距離〜中長距離派の戦績の厚みを残した一頭です。

2016年から社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、初年度から人気種牡馬としてキャリアをスタートさせました。種付け料は初年度300万円から推移し、2021年1,000万円+2022〜2023年1,800万円(社台SS内最高額)+2024年1,500万円+2025年1,200万円+2026年1,500万円という変動を経て、社台スタリオンステーションの中堅上位帯に位置付けられた主力種牡馬の一頭です。

父産駒の傾向と距離適性

エピファネイアの種牡馬としての戦績データは、初年度産駒のデアリングタクト(2020年牝馬三冠GⅠ・無敗のクラシック三冠制覇)+エフフォーリア(2021年皐月賞GⅠ+天皇賞秋GⅠ+有馬記念GⅠの3冠+JRA賞年度代表馬)を筆頭にG1勝ち馬多数を輩出した上位種牡馬の戦績層を残しています。

2024年は春シーズンに3世代から4頭のG1勝ち馬を輩出した戦績データの蓄積層を残し、ステレンボッシュ(2024年桜花賞GⅠ・3歳牝馬G1+秋華賞GⅠ2着等)+テンハッピーローズ(2024年ヴィクトリアマイルGⅠ・古馬牝馬芝マイルG1)+ダノンデサイル(2024年東京優駿GⅠ・日本ダービー+2025年ドバイシーマクラシックG1)+ブローザホーン(2024年宝塚記念GⅠ・古馬G1)のG1・4勝を1シーズンで挙げて「復権」を遂げたと整理されました。2024年JRA総合サイヤーランキング第3位の戦績層を残しています。

2025年はダノンデサイル(ドバイシーマクラシックG1)+ビザンチンドリーム(サウジ・仏国G2制覇)+2歳世代がJRA最多26頭勝ち上がり+2歳総合リーディング首位獲得の戦績データの蓄積層を残し、2025年JRAサイヤーランキング第5位(総合第6位)+出走頭数315頭+勝鞍120勝+勝ち馬95頭+獲得賞金約25億1,283万円という主力種牡馬の戦績データを蓄積しています。

エピファネイア産駒の特性は芝中距離戦線が主戦場+1,800m〜2,400mの根幹距離戦線に強い+牡馬・牝馬とも中距離〜長距離適性が幅広い+牝馬は良血配合産駒からクラシック級が出る整理が定着しています。代表産駒のデアリングタクト(三冠)+エフフォーリア(3冠+古馬G1)+ステレンボッシュ(桜花賞)+サークルオブライフ(阪神JF)+テンハッピーローズ(ヴィクトリアマイル)+ダノンデサイル(東京優駿+ドバイシーマC)+ブローザホーン(宝塚記念)等の戦績層は、芝中距離戦線+芝マイル戦線+芝中長距離戦線の全方位的な戦績データを蓄積しています。

血統設計面の特性として、エピファネイア自身は父シンボリクリスエス(ロベルト系)×母シーザリオ(母父スペシャルウィーク→サンデーサイレンス系)の組み合わせで、サンデーサイレンスの血が3代前と遠めに位置するため、サンデーサイレンス系直仔種牡馬を父に持つ繁殖牝馬との配合が可能な種牡馬として、初年度産駒の75%超(119頭)がインブリードを持つ構造が整理されています。サンデーサイレンス4×3クロス配合は産駒の中央勝馬率に影響は無いものの、3歳までの特別勝馬率が高くなる戦績データの蓄積層が確認されています。

母父別の戦績データでは、母父キングカメハメハ(デアリングタクト・スカイグルーヴ・クラヴェル等の活躍馬群+牝駒7頭中6頭が勝ち上がる戦績データの蓄積層)+母父ルーラーシップ(ステレンボッシュ桜花賞勝ち+5頭中5頭が勝ち上がる戦績データの蓄積層)+母父キングマンボ系=キングカメハメハ系との相性が良好で、母父ナスルーラ系・キングマンボ系の組み合わせはニックス確立段階に整理される血統設計の枝です。本馬の母父ルーラーシップは、エピファネイア×ルーラーシップ配合の中央G1勝ち実証馬ステレンボッシュ(2024年桜花賞勝ち牝馬)を擁する実証ニックスの戦績データに整理される位置にあります。

産駒の成長曲線は2歳〜3歳春の本格化型+3歳秋〜4歳期に大きく開花する晩成型の両要素が交差する構造で、エピファネイア自身が3歳秋の菊花賞圧勝+4歳秋のジャパンカップ圧勝で頂点に立った戦績層と整合する形です。一部では「早熟」と評される時期もありましたが、2024年の春G1・4勝+2025年の海外G1+2歳世代26頭勝ち上がりという戦績層は、産駒の戦績データの蓄積層が中堅以上の世代を経て積み上がる構造に整理されます。

配合評価とこの当歳の見どころ

父エピファネイア(シンボリクリスエス×シーザリオ・母父スペシャルウィーク)と母エレガントチャーム(ルーラーシップ×オリエントチャーム・母父サンデーサイレンス)の配合は、ロベルト系直系の現代日本上位種牡馬と、キングカメハメハ系×サンデーサイレンス系×ヌレイエフ系の繁殖牝馬を組み合わせた、日本主流父×日本主流牝系融合配合に整理されます。

血統表内の主要クロスを見ると、父エピファネイアの母父スペシャルウィーク(サンデーサイレンス系)と、母エレガントチャームの母父サンデーサイレンス経由でサンデーサイレンスの3×4クロス(母父=3代前×父の母父の父=4代前)が成立する血統設計の枝となります。サンデーサイレンス3×4クロスはエピファネイア産駒の主流配合パターンの一つで、デアリングタクト・エフフォーリア等の代表産駒も同種のサンデーサイレンスクロスを血統表内に擁する構造に整理され、ノーザンファーム・追分ファーム生産馬の中央重賞勝ち馬群の戦績データの参照点が多数存在する血統設計の主流路線に該当します。

加えて、父エピファネイアの母父スペシャルウィーク経由のミスタープロスペクター系の遠縁要素+母エレガントチャームの父ルーラーシップ経由のキングカメハメハ→キングマンボ→ミスタープロスペクター系の組み合わせはミスタープロスペクター系の5代以内遠縁クロス(5×5前後)+ノーザンダンサー系の5代以内遠縁クロスを血統表内に成立させる構造に整理されます。

特筆すべきは、父エピファネイア×母父ルーラーシップの配合実績で、2024年桜花賞GⅠ勝ちステレンボッシュ(芝1,600m・牝・3歳牝馬クラシック路線の中核)を輩出した実証ニックスに位置付けられる血統設計の枝です。エピファネイア×母父ルーラーシップの組み合わせは5頭中5頭が勝ち上がる戦績データの蓄積層を残し、エピファネイア・ルーラーシップともに芝中距離〜中長距離戦線の主力種牡馬で「スタミナ寄り」の両父による重厚な血統構成が産駒の戦績層に反映される構造に整理されます。

距離適性の予測は芝の1,800m〜2,400mの中距離〜中長距離が主戦場の中心域となります。父エピファネイア自身が菊花賞GⅠ(芝3,000m)+ジャパンカップGⅠ(芝2,400m)+青葉賞GⅡ(芝2,400m)+ラジオNIKKEI杯2歳S GⅢ(芝2,000m)+東京優駿GⅠ2着+皐月賞GⅠ2着の中長距離戦線で結果を残した戦績層に加え、母父ルーラーシップ自身が香港QE2世C(芝2,000m)+AJCC(芝2,200m)+金鯱賞(芝2,000m)+日経新春杯(芝2,400m)の中長距離戦線で結果を残した戦績層を踏まえれば、3歳春以降の中距離牝馬戦線(桜花賞・オークス前後)〜古馬中距離牝馬戦線(ヴィクトリアマイル・エリザベス女王杯路線)での適性発揮が血統設計の整合性となります。

母父ルーラーシップ系の継承するスタミナ・パワー要素+母オリエントチャーム→サンデーサイレンス→Halo系の瞬発力要素+父エピファネイアのシンボリクリスエス→ロベルト系の中距離持続力要素が交差する設計で、本馬は中距離牝馬戦線+古馬中距離牝馬戦線の主戦場が血統的に整理される位置にあります。半兄ペルシアンナイト(マイルCS G1勝ち・芝1,600m)が示した母系のマイル〜中距離適性のデータと、母エレガントチャーム自身の芝マイル未勝利勝ち+ダート1,800m1勝クラス勝ちの戦績データを踏まえると、本馬の主戦場予測は芝1,800m〜2,200mの中距離戦線中心+マイル戦線も視野に入る幅広い距離適性の構造に整理されます。

馬場適性は良馬場での切れ味を主軸としつつ、母父ルーラーシップ→キングカメハメハ→キングマンボ系のパワー要素+母系のニキーヤ→Nureyev系の欧州主流血脈のスタミナ要素が重馬場・道悪馬場にも対応する素地を残します。エピファネイア産駒は重馬場・道悪での戦績データも安定する整理があり、母系のダート1勝クラス勝ち(母エレガントチャーム)+ダート種牡馬ゴールドアリュール(大叔父)のダート血脈の蓄積もダート戦線への移行余地を残す構造です。

成長曲線は父エピファネイアの3歳秋〜4歳期の本格化型と、母エレガントチャームの3歳〜6歳期の長期持続型の両要素が織りなす構造で、本馬は3歳春デビュー〜古馬期まで長期的に走る持続力型の牝馬産駒の血統設計に整理されます。

母エレガントチャームにとって本馬は2番仔・初の牝馬産駒・初のエピファネイア配合産駒の位置付けで、半兄エレガントチャームの24(ブリックスアンドモルタル配合・牡・1口70万円・約2,800万円募集)に続く配合産駒の2世代目+初の牝馬産駒となります。同一クラブG1レーシングが半兄に続き本馬も募集する母系継続出資の構造にあり、半兄の中央デビュー時期(2026年春予定)と本馬の入厩時期がほぼ同期する世代構造の枝に整理されます。

価格面については、G1レーシング2026年度募集第40番として総額3,600万円(1口90万円・40口)で募集されています。同クラブ72頭の募集ラインアップの中で3,600万円という設定は中位帯の標準的水準に位置し、追分ファーム生産+エピファネイア産駒(2026年種付料1,500万円の社台SS主力種牡馬)+エレガントチャーム母系(半兄ペルシアンナイトのマイルCS G1勝ち+大叔父ゴールドアリュールのG1級4勝の名種牡馬の血脈)の3要素を備えた牝馬産駒として、母系の中央G1実証データの厚みを踏まえれば、内容相応の標準的な価格設定に整理されます。半兄エレガントチャームの24(ブリックスアンドモルタル配合・牡・約2,800万円)と比較すると、本馬は父エピファネイアの種付料水準の差(2026年1,500万円対ブリックスアンドモルタル600万円台)+牝馬産駒の繁殖価値の上乗せが価格差(約800万円増)に反映された構造に整理される位置にあります。

総合所見

本馬の強みと懸念を整理すると以下のようになります。

強み

  • 半兄ペルシアンナイト(2014年生・牡・父ハービンジャー)は2017年マイルチャンピオンシップGⅠ(京都・芝1,600m)勝ち+2017年皐月賞GⅠ2着(クビ差)+2018年大阪杯GⅠ2着+2019年大阪杯GⅠ2着+2018年マイルCS GⅠ2着+2019年マイルCS GⅠ3着+獲得約4億9,058万円の中央G1勝ち馬+G1複数年連対の戦績データの蓄積層を残した古馬中距離〜マイル戦線の実証派で、本馬の母系の中央G1実証データの中核を成します。
  • 大叔父ゴールドアリュール(1999年生・牡・父サンデーサイレンス・母ニキーヤ・母エレガントチャームの2代母オリエントチャームの全兄)はJRA最優秀ダート馬+2002年ジャパンダートダービーGⅠ+ダービーグランプリGⅠ+東京大賞典GⅠ+2003年フェブラリーステークスGⅠのG1級4勝+引退後の種牡馬戦績でエスポワールシチー(GI級9勝)+コパノリッキー(GI級11勝)+クリソベリル(GI級4勝)等のG1級多数勝ち産駒群を輩出した日本ダート種牡馬戦線の頂点級の戦績データの蓄積層を残し、母系の名牝家の格を支えます。
  • 父エピファネイアは2013年菊花賞GⅠ+2014年ジャパンカップGⅠ(4馬身差圧勝)勝ち+引退後の種牡馬戦績で2024年春G1・4勝(ステレンボッシュ桜花賞・テンハッピーローズVM・ダノンデサイル日本ダービー・ブローザホーン宝塚記念)+2024年JRAサイヤーランキング第3位+2025年JRA第5位+2025年2歳サイヤー首位獲得+デアリングタクト(三冠)+エフフォーリア(3冠)等の戦績層を備える現代日本上位種牡馬の戦績データの蓄積層を備えます。
  • 父エピファネイア×母父ルーラーシップの配合実績は2024年桜花賞GⅠ勝ちステレンボッシュ+5頭中5頭が勝ち上がる戦績データの蓄積層を残した実証ニックス配合に位置付けられ、本馬は同一ニックス配合産駒群の系譜に整理される血統設計の枝です。
  • 血統表内のサンデーサイレンス3×4クロス+ノーザンダンサー系遠縁クロス+ミスタープロスペクター系遠縁クロスはエピファネイア産駒の主流配合パターンに整理され、ノーザンファーム・追分ファーム生産馬の中央重賞勝ち馬群の戦績データの参照点が多数存在する血統設計の主流路線に位置します。
  • 追分ファーム生産+祖母ニキーヤ牝系(仏3勝の海外実証馬+ゴールドアリュール+ペルシアンナイトを輩出)は追分ファーム繁殖陣の上位帯に整理される牝系の格を備えます。

懸念

  • 母エレガントチャーム自身は中央18戦2勝+獲得約2,587万円+1勝クラス勝ちまでの戦績層で、中央リステッド・重賞勝ち圏内には到達していない構造で、母自身の繁殖実証データは現時点で1番仔エレガントチャームの24(2024年生・牡・父ブリックスアンドモルタル)の中央デビュー前段階のため、母個体としての繁殖実証データの蓄積はこれからの世代の課題となります。
  • 母系の中央G1実証データは半兄ペルシアンナイト(母オリエントチャーム経由)+大叔父ゴールドアリュール(2代母オリエントチャームの全兄経由)という傍系・大叔父レベルの存在で、母エレガントチャーム自身の直系産駒からの中央G1勝ち馬は現時点で輩出されていない構造です。
  • サンデーサイレンス3×4クロスはエピファネイア産駒の主流配合パターンですが、3歳までの特別勝馬率は高くなる一方で古馬戦績の伸び悩みが整理される世代も存在し、産駒の早熟傾向への対応がポイントとなる血統設計の枝に整理されます。
  • エピファネイア自身の種付料は2022年1,800万円(社台SS最高額)から2024年1,500万円+2025年1,200万円に下方修正された経緯があり、産駒成績の伸び悩みから一部「早熟」と評される時期もありましたが、2024年春G1・4勝+2025年2歳サイヤー首位獲得で戦績層は回復軌道に整理される構造です。

総額3,600万円(1口90万円・40口)は、追分ファーム生産+父エピファネイア(2024年JRA第3位+2025年第5位)+母エレガントチャーム(中央2勝)+半兄ペルシアンナイト(マイルCS G1勝ち)+大叔父ゴールドアリュール(G1級4勝)の母系を備えた牝馬産駒として、G1レーシング2026年度募集第40番の中位帯の標準的価格設定です。半兄エレガントチャームの24(ブリックスアンドモルタル配合・約2,800万円)に続く2番仔として、本馬は母系の中央G1実証データを継承するエピファネイア配合の牝馬産駒の位置付けにあります。

評価スコア

評価軸 スコア 評価根拠
母の繁殖能力 ★★★☆☆ 母エレガントチャーム自身はJRA中央18戦2勝+獲得約2,587万円+1勝クラス勝ちまでの戦績層で、繁殖入りから日が浅く1番仔エレガントチャームの24(2024年生・牡・父ブリックスアンドモルタル)の中央デビュー前段階、母個体としての繁殖実証データはこれからの世代の蓄積層
近親活躍度 ★★★★☆ 半兄ペルシアンナイト(2017年マイルチャンピオンシップGⅠ勝ち+大阪杯G1・2着2回+マイルCS G1・2着+獲得約4.9億円)+大叔父ゴールドアリュール(G1級4勝の最優秀ダート馬・引退後種牡馬としてG1級多数勝ち産駒群輩出)+追分ファーム繁殖陣ニキーヤ牝系上位帯の母系構造
父産駒適性 ★★★★☆ エピファネイアは2013年菊花賞+2014年JC勝ち+2024年春G1・4勝(ステレンボッシュ・テンハッピーローズ・ダノンデサイル・ブローザホーン)+デアリングタクト(三冠)+エフフォーリア(3冠)+2024年JRA第3位+2025年第5位+2025年2歳サイヤー首位+2026年種付料1,500万円の社台SS主力種牡馬
配合評価 ★★★★☆ エピファネイア×母父ルーラーシップは2024年桜花賞ステレンボッシュ輩出の実証ニックス+5頭中5頭勝ち上がりの戦績層+サンデーサイレンス3×4クロス+ノーザンダンサー系遠縁クロス+追分ファーム生産馬主流配合の構造
価格妥当性 ★★★☆☆ 3,600万円(1口90万円・40口)はG1レーシング2026年度募集第40番の中位帯の標準的設定、追分ファーム生産+エピファネイア産駒+ペルシアンナイト半弟+ゴールドアリュール血脈の4要素を備えた牝馬産駒として内容相応の妥当な水準
総合評価 ★★★★☆ 加重平均3.60、半兄ペルシアンナイト(マイルCS G1勝ち)+大叔父ゴールドアリュール(G1級4勝)の母系の中央G1実証データの厚み+父エピファネイア×母父ルーラーシップ(ステレンボッシュ輩出)の実証ニックスが牽引材料、母自身の中央G1直前水準の戦績層には到達していない構造で母個体の繁殖実証データはこれからの世代の蓄積層

本評価は独自のアルゴリズムに基づき、母系・近親・配合・産駒適性・市場性を総合的に判定したものです。